HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)は、仲間との絆や熾烈なバトル、複雑な心理描写が魅力の人気漫画です。物語の各編では、戦いの中で数多くのキャラクターが命を落としており、その死は物語の展開や登場人物の成長に大きな影響を与えています。
当記事では、ハンター試験編から王位継承編までに登場した主な死亡キャラクターを、時系列に沿って解説します。ハンターハンターの世界観を改めて振り返りたい方や、どのキャラがどの場面で亡くなったかを整理したい方は、ぜひ参考にしてください。
1. 【ハンター試験編】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
ハンター試験編は、ゴンが故郷のくじら島を出てからハンター試験に合格するまでのストーリーです。
■ジョネス
ジョネスは第3次試験の試練官の1人で、「解体屋」の異名を持つ死刑囚(懲役968年)です。3巻21話でキルアと戦ったものの、心臓を一瞬で抜き取られて死亡しました。
■ボドロ
ボドロはハンター試験最終試験にまで残った武道家の老人です。5巻36話でレオリオと対戦中、錯乱状態となったキルアに背後から襲われて死亡してしまいます。
■ゲレタ
ゲレタは吹き矢を武器に戦う猟師です。4巻28話の第4次試験でゴンのプレートを奪ったものの、ゲレタのプレートを狙っていたヒソカに殺されます。
2. 【天空闘技場編】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
天空闘技場編は、ハンターハンターの代名詞と言える「念能力」が登場するストーリーです。
■カストロ
カストロは天空闘技場200階クラスの闘士で、強化系能力者です。6巻54話でヒソカと戦い、トランプに全身を貫かれて死亡しました。
3. 【幻影旅団編(ヨークシン編)】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
幻影旅団編(ヨークシン編)は、ヨークシンシティで開催される世界最大のオークションを舞台としたストーリーです。
■ウボォーギン
ウボォーギンは幻影旅団のNo.11で、強化系能力者です。10巻84話でクラピカの念能力「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」に心臓を貫かれて死亡しました。
■パクノダ
パクノダは幻影旅団のNo.9で、特質系能力者です。13巻119話で、クラピカの情報を仲間に伝えるのと引き換えに死亡しました。
■ダルツォルネ
ダルツォルネは、ノストラードファミリーのネオン護衛団のリーダーです。9巻78話で、コミュニティーの人間に変装していたフィンクスの手刀に胸を貫かれて殺されます。
■スクワラ
スクワラはネオン護衛団の1人で、ダルツォルネの部下です。12巻112話で幻影旅団による尋問中、ノブナガの刀で殺害されました。
■陰獣:蚯蚓(みみず)
蚯蚓は、マフィアを束ねる十老頭の実行部隊「陰獣」の1人です。9巻76話でウボォーギンの「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」により致命傷を負い、死亡しました。
■陰獣:病犬(やまいぬ)
病犬は陰獣の1人で、9巻76話で麻痺毒によってウボォーギンの身体の自由を奪いました。しかし、ウボォーギンが口から放った蛭の頭蓋骨に頭部を貫かれて殺されます。
■陰獣:豪猪(やまあらし)
豪猪は陰獣の1人で、体毛を操る念能力者です。9巻76話で、身動きができないウボォーギンの放った規格外の大声により、脳が破壊されて死亡します。
■陰獣:蛭(ひる)
蛭は陰獣の1人でヒルを操作する念能力者です。9巻76話で、ウボォーギンに頭を食い千切られて死亡しました。
4. 【G.I(グリードアイランド)編】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
G.I(グリードアイランド)編は、念能力者しかプレイできないゲームソフト「グリードアイランド」を舞台に繰り広げられるストーリーです。
■ハメ組
ハメ組は、人海戦術を駆使してゲーム攻略を目指すプレイヤーの集団です。ゲームクリア目前まで迫ったものの、15巻144話でゲンスルーによってほとんどのメンバーが爆殺されました。
■プーハット
プーハットは、ゴン・キルアと同じ選考会で合格し、後にハメ組に加入したプレイヤーです。15巻143話でハメ組たちを代表してゲンスルーと単独交渉をするものの、交渉の失敗により首を爆破されて死亡しました。
5. 【キメラアント編】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
キメラアント編はNGLという国を舞台に、キメラアントとハンターたちの戦いが描かれています。
■カイト
カイトは具現化系能力者で、ゴンがハンターを目指すきっかけとなった人物です。キメラアントの調査中に遭遇したネフェルピトーと19巻199話で戦い、惨殺されました。
■アイザック=ネテロ
アイザック=ネテロはハンター協会の会長で、強化系能力者です。全力を投じてメルエムと戦うものの力及ばず、28巻298話で自分の心臓を貫き、体内に埋め込んだ小型爆弾「貧者の薔薇」を起爆させる形で死亡しました。
■ネフェルピトー
ネフェルピトーは王直属護衛軍の1人で、猫型のキメラアントです。29巻307話で、怒りによって変貌したゴンに頭を粉砕されて死亡しました。
■ポックル
ポックルはキメラアントの調査に来ていた、ゴンと同期のプロハンターです。19巻198話で、ネフェルピトーに脳を弄られ念の情報を引き出された末に、女王の餌とするために殺されました。
■ポンズ
ポンズは毒蜂を使うアマチュアハンターです。19巻109話でキメラアントから逃げる途中、キメラアントのギョガンに射殺・捕食されました。
■メルエム
メルエムはキメラアントの王です。圧倒的な戦闘能力を誇ったものの、ネテロが死に際に起爆した「貧者の薔薇」の毒に身体を徐々に蝕まれ、30巻318話でコムギの腕に抱かれながら死を迎えました。
■コムギ
コムギは盲目の少女で、「軍儀」というボードゲームの世界王者です。30巻318話で「貧者の薔薇」の毒に犯されていたメルエムの願いで軍儀をし、メルエムの最期を看取った後に伝染した毒で死亡しました。
■シャウアプフ
シャウアプフは王直属護衛軍の1人で、蝶型のキメラアントです。30巻314話でメルエムの性格の変化に絶望しながら、伝染した「貧者の薔薇」の毒によって死亡しました。
■モントゥトゥユピー
モントゥトゥユピーはキメラアントの王直属護衛軍の1人で、魔獣との混生のキメラアントです。29巻310話で残党狩りの最中、「貧者の薔薇」の毒で死亡しました。
■女王
女王は、メルエムを含め多くのキメラアントを産んだ女王蟻です。メルエムを出産するときに瀕死の重傷を負い、人間の医師に治療を受けるものの21巻215話で死亡しました。
■ハギャ(レオル)
ハギャ(レオル)はキメラアントの師団長で、ライオン型のキメラアントです。24巻254話で、圧倒的な肺活量を生かしたモラウの戦術によって二酸化炭素中毒で死亡しました。
■ヂートゥ
ヂートゥはキメラアントの師団長で、チーター型のキメラアントです。26巻278話で、新たに身につけた能力をゼノ相手に試そうとしたものの、上空からのシルバの一撃で殺されました。
■ザザン
ザザンはキメラアントの師団長で、サソリ型のキメラアントです。流星街に居城を作り女王を自称したものの、22巻229話で幻影旅団メンバーのフェイタンの念能力で焼死しました。
6. 【会長選挙・アルカ編】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
会長選挙・アルカ編は、ネテロ死後のハンター協会会長の選挙戦と、ゾルディック家の一員であるアルカを巡るストーリーです。
■ゴトー
ゴトーはゾルディック家の執事長です。31巻327話でキルアとアルカの追手となったヒソカに遭遇し、首を切られて死亡しました。
7. 【暗黒大陸・王位継承編】死亡キャラクター
引用:日本テレビ
暗黒大陸・王位継承編では、暗黒大陸を目指す巨大渡航船「ブラックホエール号」内で展開されるカキン帝国の王位継承戦を中心に描かれています。
■コルトピ
コルトピは幻影旅団のNo.12で、具現化系能力者です。旅団狩りを宣言したヒソカの最初の犠牲者となり、34巻357話でトイレに入ったところを殺害されました。
■シャルナーク=リュウセイ
シャルナーク=リュウセイは幻影旅団のNo.6で、操作系能力者です。34巻357話でコルトピの遺体を持ってトイレから出てきたヒソカに襲いかかるものの、一瞬の油断を突かれて死亡しました。
■ネオン=ノストラード
ネオン=ノストラードはノストラードファミリーのボスの娘で、特質系能力者です。明確な死亡描写はないものの、36巻377話のクロロのセリフによって既に死亡していることが示唆されています。
まとめ
ハンターハンターでは、各編ごとに数多くのキャラクターが命を落とし、その死が物語の緊張感や深みを生み出しています。特にキメラアント編や王位継承編では、主要人物の死によって読者の心に強い衝撃と感動を残しました。
単なるバトル展開にとどまらず、キャラクターの信念や生き様が反映されている点が本作の大きな魅力です。お気に入りのキャラがどのような運命を辿ったのかを再確認したい方や、ストーリーをおさらいしたい方は、ぜひこの機会に作品を振り返ってみましょう。
※当記事は2025年4月時点の情報をもとに作成しています